学習のポイント
小学2年生の算数で「時こくと時間」を学ぶ単元では、時間の概念を理解し、時計の読み方や時間の計算ができるようになることが目標です。この単元では、以下の主要なポイントが含まれます。
- 1時間が何分間「1時間=60分」の関係を理解したり、時計の12の目盛りをまたぐ場合の時間の求め方を学習できます。
- 1日の生活を時刻をよむ活動を通して、「午前」「午後」の意味を学習しましょう。
- 短針が1まわりするのに要する時間が12時間であること、1日=24時間の関係を理解しましょう。
1. 時計の読み方
まず、アナログ時計(針のある時計)の基本的な読み方を学びます。
アナログ時計の構造
- 時針(短い針): 時間を示します。1~12の数字のいずれかを指し、どの時間かを教えてくれます。
- 分針(長い針): 分を示します。分針が1周(360度)回ると60分が経過します。
具体例:
- 時針が4、分針が12を指している場合:「4時ちょうど」
- 時針が4、分針が6を指している場合:「4時30分」
子どもたちは、このような時計の読み方を通じて、日常生活で時間を確認する基本的なスキルを身につけます。
2. 時間の計算
時間が経過することを理解し、その計算を行う方法を学びます。
時間の経過
- 例えば、「2時から3時まで」は1時間、「2時30分から3時30分まで」も1時間です。
- 「何時から何時まで」や「〇時間後」といった問題を解くことで、時間の流れを具体的にイメージできるようになります。
例題:
- 午前8時に家を出発し、学校に着いたのが午前8時30分なら、かかった時間は30分です。
3. 実生活での応用
時間を意識して生活する習慣を身につけることが大切です。例えば、学校の時間割やテレビ番組の開始時間などを活用して、時間の管理を練習します。
活動例:
- 家から学校までどれくらい時間がかかるかを計る
- 自分でスケジュールを立てて、何時から何をするかを決める
4. 学習のポイント
- 視覚的な理解: 実際に時計を使ったり、アナログとデジタル時計の違いを比較したりすることで、子どもたちは時間の概念をより深く理解できます。
- 生活との結びつき: 学校生活や家庭生活での時間の管理を通じて、学んだことを日常に生かせるようにします。
この単元を通じて、子どもたちは時間に対する理解を深め、将来にわたって役立つ基本的なスキルを身につけることができます。
新・さんすうワーク
時こくと時間