学習のポイント
1年生の「たし算」の学習において、くり上がるたし算など、10のまとまりができると次の位にくり上がることの意味を学習します。1の位などの基本的な計算をもとに、2の位以上の計算ができるように学習しましょう。
- 位ごとに計算する筆算の仕方とその意味がわかるように学習しましょう。
- くり上がりのあるたし算と、ないたし算の仕方を考え理解しましょう。
- 答えの確かめの仕方(交換法則)を考えることができるようにしましょう。
小学2年生の算数で学ぶ「たし算のひっ算(筆算)」は、数字を縦に並べて桁ごとに計算する方法を習得する重要なステップです。この方法を学ぶことで、子どもたちはより大きな数のたし算を正確に計算できるようになります。以下に、基本的な内容と学習のポイントを説明します。
1. ひっ算(筆算)の基本
ひっ算は、数を桁ごとに縦に並べて計算する方法です。これにより、頭の中で計算するよりも正確で、特に大きな数を扱うときに便利です。
例題: 46 + 28 を計算する場合
-
数字を縦に並べる
まず、計算する2つの数字を十の位と一の位を揃えて縦に並べます。 - 一の位から計算する
一番右側の一の位から計算を始めます。この場合、6 + 8 = 14 ですが、14は一の位に4、十の位に1を繰り上げます。 - 十の位を計算する
繰り上がった「1」を忘れずに、十の位を計算します。1 + 4 + 2 = 7 となります。 - 答えを確認する
最終的に、46 + 28 = 74 という答えが導かれます。
2. 繰り上がりがある場合とない場合
ひっ算には繰り上がりが発生する場合と発生しない場合があります。繰り上がりのある計算では、繰り上がった数を次の桁に加えることが大切です。繰り上がりがない場合は、各桁の数字をそのまま足し合わせます。
例題: 32 + 15 の場合(繰り上がりなし)
- 一の位の計算
2 + 5 = 7 で、繰り上がりはありません。 - 十の位の計算
3 + 1 = 4 で、繰り上がりはありません。
3. 練習のポイント
- 桁を揃えること: 数字を縦に書くとき、必ず十の位と一の位を揃えることが重要です。
- 繰り上がりの確認: 繰り上がりが必要な場合、それを忘れずに次の桁に足すことを意識しましょう。
- 繰り返し練習する: 繰り上がりがある場合とない場合の両方を練習して、確実に計算できるようになります。
4. 実生活での応用
たし算のひっ算は、日常生活でとても役立ちます。例えば、買い物の合計金額を計算したり、ゲームの得点を足したりする際に使えます。実際の生活でこれらの計算を練習すると、子どもたちにとって学びがさらに楽しくなるでしょう。
新・さんすうワーク
たし算のひっ算