学習のポイント
一億をこえる数のしくみや読み書きができるように学習します。大きな数の構成や数字の区切り方、4桁ごとに単位を繰り返すしくみを理解していきましょう。
- 大きな数の構成、数字の区切りを理解しましょう。
- 一億、一兆をこえる数の読み書きがきるようにしましょう。
大きな数を理解するためには、まず位(くらい)という考え方が大切になります。
位とは?
数字がどの位置にあるかによって、その数字が表す大きさが変わります。例えば、「123」という数を見てみましょう。
一番右の「3」は一の位で、そのまま「3」を表します。
真ん中の「2」は十の位で、「20」を表します。
一番左の「1」は百の位で、「100」を表します。
このように、数字の位置によって、その価値が変わるのが位の考え方です。
大きな数の位
小学校4年生で習う大きな数では、以下のような位が出てきます。千万(せんまん)
億(おく)
十億(じゅうおく)
百億(ひゃくおく)
千億(せんおく)
兆(ちょう)
順番に見ていきましょう。
万、億、兆のしくみ
大きな数を読むときには、「万」「億」「兆」というまとまりで考えると分かりやすくなります。
万(まん):1万は1000の10倍、つまり10000のことです。
億(おく):1億は1万の1万倍、つまり100000000のことです。
兆(ちょう):1兆は1億の1万倍、つまり1000000000000のことです。
数字で書くとたくさん「0」が並びますが、このように「万」「億」「兆」という単位で区切って考えると、読みやすくなります。
例えば、「1234567890」という数を見てみましょう。右から4つずつ区切ると、
12 億 3456 万 7890
となります。このように区切って読むと、「十二億三千四百五十六万七千八百九十」となりますね。
大きな数の書き方
大きな数を書くときも、位を意識することが大切です。例えば、「五千三百二十万六千四」という数を数字で書く場合、
五千三百二十万 → 5320 0000
六千四 → 000 6004
これらを合わせると、「53206004」となります。
このように、空いている位には「0」を書いて、位を間違えないようにすることが大切です。
まとめ
大きな数は、位という考え方でできています。
大きな数を読むときや書くときには、万、億、兆というまとまりで考えると分かりやすいです。
位が空いているところには0を書いて、数を正しく表しましょう。
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